創作幸房:子供の命をミスで失わないために

学校現場で子供を守る
ミスの重なりを防止し、子供の命を守る考え方を紹介します
・今回は子供命を守るための最新のセミナー資料からいじめに関連する部分を掲載しています

■セミナーの内容 
1.大切なメッセージ(命をミスで失わないために)
   
2.いじめ防止におけるリスクのあるモデル
    
3.発想を転換するモデル
    
4.いじめを(再構築例1で)考える
    

1.子供の命を守るための大切な備え

今日お伝えしたい大切なメッセージ:

1.事故・ミスは起きると考える(最悪の事態に備える)
  
2.簡単に想定外を作らない(想定の枠を常に広げる)

「最悪の事態が起きると想定」し、そこに至る前に止めること
    
    命は失ってしまったら、取り返すすべがない・・・






































































実際の仕組みを考える参考にしていただけましたら幸いです。
どのように活用するかはご自身の責任と判断で行っていただけますようお願いいたします。




トピックス:原因と結果分析

伝統は守っても環境の変化には新しい対応で

子供を守るため、昨年暮れから書き綴っている福島第一の原発事故に至った(学ぶべき)要因を列記してみました:

学ぶべきことは多肢にわたっていますが、原子炉溶解の重大事故にいたった要因をここでは全電源喪失に関することに絞っています。

以下は厳密な意味での原因結果分析ではありませんが、この一週間の内容を整理してみると一つの原因-結果系が浮かび上がってきます。

原因系:
■「この原発に万が一はない」「日本では全電源を喪失する事態は想定する必要はない」などの過信が蔓延していたこと

■検証は悲惨な結果を生む放射能漏れを絶対に起こさないことに集中して、放射能漏れが起きた場合の想定はほとんど実施されていなかったこと

■福島にも10mを超える津波が押し寄せる可能性があるとの内部報告を生かせなかったこと。(最近では1100年前にの貞観地震のときには今回と同じように内陸部に津波が押し寄せた痕跡が見つかっています)
  
結果系:
■絶対に喪失してはならない全ての電源、外部に止まらず非常用電源さえ全てを失ってしまったこと。

■海岸線に近いのに全ての非常用電源が地下に集められていたこと

■非常用電源は耐震性が大きく、機密性の高い原子炉建屋ではなく、一般的な構造の発電建屋に設置されていたこと

「重大な事故も想定外の災害も発生していない」年月を重ねるうちに、人間にありがちな過信と勘違いが例外なく組織を蝕んでいたようです。
想定外の規模の議論が熟さないまま、本来の安全危機管理のリスク分散の考えから外れてしまっていたことが大きな要因と言えると思います。

リスクマネージメントが十分ではない、安全危機管理が危険なレベルに落ちていた時に1000年に一度の大災害が襲ってきたと捉えることができます。

日本一高いレベルで維持されるべき、原発の安全危機管理においても判断を含む人的ミスは例外ではないことを如実に物語っていると思います。

ありえないことが原発の組織で起こっていたわけですから、学校やPTAや地域の組織で同じように安全危機管理がおろそかになっていないでしょうか?

特に学校やPTA組織が存続や維持自体が目的となって、変化や新しい環境への適合で対応に大きな遅れを取っていることはありませんか?

伝統の維持は素晴らしい文化ですが、変化を嫌がる/恐れる感覚を失わないよう十分に感度を上げておくことが大切だと考えています。

今を生きる子供達を守るために基本から見直すための良い機会だと捉えるべきだと考えています。


トピックス:パンドラの箱

人は本当の意味で原子力を制御できていない?

私自身「子供の命を守る」動機からに福島の事故を通して現実の原子力の利用を学んでみると、今更ながらひとが核分裂や核融合を制御できているとは言えないと感じました。

その中でも特に原子力発電に関していくつか強く疑問に思ったことがあります。

ひとつは使用済み燃料棒の最終処理技術が確定していないことです。

現在の科学力では放射線の影響を避ける(封じ込める)技術は非常に限られています。

だからこそ原子力発電から安全な「ひとが制御できる発電方法」に置き換えていくことは必然だと考えています。

ただ自己矛盾に陥ってしまうことがあります。安全に科学技術で原子力発電所を廃炉していくには条件があると理解しています。

今の科学技術は理論と実験・実践で成り立っています。原子炉を安全に廃炉することも使用済み燃料を安全に処理することも
実験用の原子力発電所を含む最低限の原子力発電設備を維持しないと作業は進まないと考えられているからです。

いきなりのゼロは廃炉に向けての作業にも大きな影響があると考えられます。
最終処理を先送りしてスタートした原子力発電はストップするにも慎重な段階が必要になると考えられるからです。(始めてしまった事を見直す必要があると感じます。)

燃料棒の処理すら先送りされているのに加えて、人里を含む山や川に広範囲に拡散された放射性物質の集約とそれを取り除くことはその方法と最終処理を同時に確立しながら進める作業になります。(丁寧で忍耐強い作業が要求されるのは明白です)

それでも冷静になることにしていまの原子力発電所の抱える問題を整理してみます。

現在は大きく二つの考えで対処しようとしていると理解しています。

1.現在の科学では消したり、減じたりすることができないことから再利用を可能にし、さらに効率を上げることで使用量を増やさないサイクルを作る方法。

2.自然に影響が無くなるまで何十万年規模で、人の生活に触れない範囲に隔離する方法。
(北欧などでは頑強な岩盤に1km程度の地下深くに隔離設備を設けています)

核燃料サイクルがうまく回せないまま、使用済み燃料棒が青森の処理施設と各原子力発電所の貯蔵プールに増え続けている現状です。

処理技術を開発しながら、実際の処理を先送りしながら日本の原発は走り続けていることになります。それも限界に近付いていることが今回の事故をきっかけに知ることができました。
(子を持つ保護者の一人として私自身もっと以前から深刻に理解しておく必要があったと反省しています)

目の前の手の届くところにいる子供を守ることとに加えて、日本に、いえ地球にいきる子供達を守るためには科学・技術だけでなく政治の力をかりた地域、日本、世界のそれどれのレベルでの安全な原子力の制御を進める必要があります。
とりわけ原子力発電所を考えてみると今回の事故のように放射線を出す物質が広範囲にまき散らされた場合は効率のよい有効な手立ては今のところ見つかっていません。
(福島周辺の作業を悲観しているわけではありません。)
理由は放射線そのものを減じるまたは半減期を早めるなどの技術は確立していない(現在はない)からです。

だからこそ、「原子力発電をひとが制御可能な発電システムへと転換していくことが急務」だと考えています。

ミスは起きると考えて子供を守ることに身近なことから取り組んではいますが、身近にあってひとの力では手の届かない部分がある原発事故にどう備えるべきか?頭をかかえながら取り組むべきことを探す日々です。



ご一緒に子供を守る参考にしていただけましたら幸いです。
どのように活用するかはご自身の責任と判断で行っていただけますようお願いいたします。

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